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鼻づまりのツボ=迎香という経穴について

更新日:11月9日

こんにちは

うさき鍼灸治療院です。



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わたしたち鍼師にとっては当たり前な現象

しかし、生理学的にみるととても奥深い

鼻詰まりのツボ=迎香ゲイコウについてです。


迎香に針を置いたときに、起こる現象。


①反射神経による鼻粘膜の調整

②局所の筋緊張と血流改善

③三叉神経ー自律神経の中枢性調整


①迎香の近くには、三叉神経第二枝(鼻翼枝・鼻下枝)が走行しています。

この神経は、鼻腔粘膜や血管の拡張・収縮を支配する自律神経と連絡しています。


鍼刺激を加えることで、

鼻粘膜血管の過剰な拡張を抑制=鼻詰まりの改善

粘液分泌のバランスを整える

などの反応が起きると考えられます。


②鼻の周辺には、上唇挙筋・鼻筋・口角挙筋などが重なっています。

これらがこわばると、鼻翼が軽く内側に引っ張られ空気の通り道が狭くなります。

鍼刺激によって筋トーヌス(筋緊張)を緩めることができるため、

鼻孔が自然に開きやすくなります。また血流改善により粘膜のむくみが減少します。


③お顔の鍼刺激は、脳幹の三叉神経脊髄路核や孤束核を経由して、

延髄・視床下部の自律神経中枢に作用します。

fMRI研究では、迎香穴の刺激が視床下部や島皮質などの自律神経調節領域を活性化することが示唆されています。




 
 
 

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