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腰痛:椎間板ヘルニアと鍼灸施術介入


についての疫学

一般人口における推定有病率は1から3%。百人に一人から三人の割合です。無症候性もあり、ヘルニア=即症状あり。とはなりません。


年齢性別

20代から50代前半までの男性に多い。


好発部位

L3/L4以下は少数で5%から10%L4/L5で約40%から45%L5/S1で約45%から50%となります。


鑑別診断のための問診ポイント

  • 発生様式=急性か、または徐々にか

  • 痛み=痺れを伴うか、鋭い痛みか、鈍痛か

  • 誘因=重たいものをもった、くしゃみ

  • 放散痛=臀部から下肢(座骨神経走行)

  • 増悪因子=前屈・長時間座位で悪化するか

  • 軽減因子=仰臥位で軽減するか

  • 痺れ・麻痺=感覚異常・筋力低下の有無

  • 膀胱直腸障害=尿閉・便秘・会陰部感覚の異常・赤旗所見


鍼灸施術介入が適応となるケース

◯一般的な慢性期・軽度から中等度

◯筋緊張の緩和・血流改善を目的とした補助療法

◯薬物療法・リハビリテーションと併用して疼痛軽減を目的とする場合

◯医師から推奨されている場合。手術療法が第一選択肢ではない場合。


期待できる効果

☆痛みや痺れの軽減

☆局所や関連筋群の緊張緩和

☆炎症の軽減

☆可動域の改善

☆自律神経の調整(ストレス心因性などによる悪化防止)


介入に慎重になるべきケース

⚫排尿障害

⚫強い疼痛

⚫下肢の感覚消失・脱力

⚫画像診断未実施・医療連携とれていない場合


施術を行う場合常にリスクを念頭に置き、クライアント様の症状が悪化したときの対応ルートを確保しておくことが重要となります。

そのためにも、医療連携は必須と考えます。

小さなサインを見逃さずに丁寧に対応できたらと思います。


以上

簡単ではありますが、

今後も鍼灸療法の発展に貢献しつつ、

クライアント様の生活に少しでも役に立てるよう、

毎日を積み重ねていきたいと思います。

 
 
 

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